仮想メインフレーム ( Virtual Main Frame ) とは 株式会社バイナリーのTopへ
Virtual Main Frame とは、既存LANの基底に構築される『バッチ集計環境』である。
『今やスマホはPCを超えた』との愚見と同様に、メインフレームもまた『時代の遺物』であるかのように言われている。
これもまた、ITの基本と変遷を知らない無知な論評とも言えるだろう。
メーカーやOSの異なるシステムを連係して構成する、いわゆる、オープン系分散システムは、標準仕様とはいえ、そのインターフェースの
整合性に思いの外トラブルも多く、時としてシステムのレスポンスに大きな影響を及ぼすこともある。
それに比べると最近のIBM社製の最高級メインフレームでは、その処理速度は何と 70,000 MIPS (Million Instructions Per Second)
以上とも言われ、PCやサーバーなどでは到底、足元にも及ばない驚異的な性能を誇っている。
例えば、全世界の人々を顧客管理したとしても、このメインフレームが2台もあれば、完璧なサービスを提供できると関係者は豪語して
いるらしい。クイックレスポンスはもちろんのこと、なんとその価格はオープン系分散システムの構築に掛かる費用よりも安価と言うから
驚愕である。要するにIT化の基本とは、論評に左右されずその目標・使途に適した『餅は餅屋』の環境選択が重要なのである。
ビッグデータ処理には、このメインフレーム的な、旧態依然の『高速バッチ処理機能』が必要となる。
ビッグデータ処理のみならず、昨今は情報量の増加と共に、この基本的な『バッチ(一括)処理』の必要性が増しているが、社内には各自の
机上PCとLAN上のサーバのみの企業が殆どで、バッチ処理用の適切な集計環境が無く、外部データセンターに丸投げしている。
また維持費や巷の論評からメインフレームを脱却し、基本集計を外部データセンターに委託しても、突然の仕様変更や一時的な補正処理、
回復処理などに迅速な対応ができないと、結果的に多大な労力を費やし、顧客に迷惑を掛けることになりかねない。
企業内情報のオープン化の環境は飛躍的に進めど、その基本情報を生成(ビルド)するバッチ処理環境は、それ程進んでいないように思える。
LAN上のDBの参照と、サーバによる情報共有だけがIT化の全容ではなく、そのサーバ上やDB上にアップする基本情報は、一体どの
環境で生成されるのが最善なのか?
比較的少ない情報量ならば、各自の机上PCや予備のディスクトップでも足りるが、外部に委託する程ではないが、ある程度の情報量と
なると、サーバや机上PCに依存しない、独立した専用環境が望まれる。
こんな時に弊社の、『仮想メインフレーム』がお役に立ちます。
DBこそが最強の入れ物と思っていませんか?
旧態依然の基本的な『バッチ処理機能』を見なおす絶好の機会です。

